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転々


毎度毎度、内容がナイヨウな小ネタ満載のシュールな映画を撮り続ける三木聡監督による『転々』ですが、今回はいつもにもまして内容がなさそーな“散歩するだけ”とゆー“ついにココまでキタか”と思わせる超脱力系の予感がビシビシしていたワケです。

が、意外にもフツーの展開‥‥‥いや、フツーとゆーのもアレですが、
いつものドコに向かっていくのかワカラないある意味“ジェットコースター映画”
                             ↑
                           ※超低速
目的地のハッキリした路線バスのよーな映画になってるし。

とはいえ、岩松了・ふせえり・松重豊ら、いつもの“ゆかいな仲間達”は健在ですし、

停滞しかけた中盤から登場する超新星・吉高“ふふみ”由里子さんが絶妙です。

ナニが絶妙かって、すっとぼけた間の取り方からカンに触る喋り方まで全てが絶妙。

『KY』の言葉の起源はココにあり!と思わせるほどにKYな人達による“空気を読まない”合戦を真骨頂とする三木映画に、新たなKYヒロインの登場。

この娘はイイよっ!今年はちょっとブレイクの予感。
 

〜あらすじ〜
大学8年生の竹村文哉(オダギリジョー)の小汚いボロアパートに乗り込んできたコワモテの男・福原(三浦友和)。
いきなり汚れた靴下を脱ぎ、丸めて文哉の口に突っ込む!どうだ?‥‥納豆臭いか?
福原のトンデモなく理不尽な行いにも黙って耐えるしかない文哉には借金があった。
総額84万円、返済期限まであと3日!もし返せなかったら‥‥そう言い残して借金取り福原は帰ったが、返済のメドなんてあるハズもなく‥‥。
返済期限の前日、絶体絶命のハズが開き直っているのか、のんびり過ごす文哉の元に福原がやってきた。
ビビる文哉に福原が意外な提案を持ちかける‥‥‥借金をチャラにしてやる。
チャラどころか『百万円やる』という福原の条件とは

『散歩に付き合う事』

井の頭公園から霞ヶ関まで何日かけて歩くか解らない“東京散歩”に延々付き合うだけ。
???‥‥‥すげぇウサン臭いんですけど。
とは言え、ほかに選択肢のない文哉は福原の提案に乗ることに‥‥‥。




いつものよーに小ネタ満載ではあるものの、いつものよーにソコら中に勢いよく投げ散らかす感じはなく、まったりブラブラお散歩感とでもいいますか、キチンと座りのイイ感じに収まっているといーますか、ドレもコレも間が絶妙。

完全に空気を読み切らなければ出来ない、空気読めない感の演出は“KYの達人”です。


エアマスターです。


文哉の初キスの相手(平岩紙)が、やさぐれた感じの綾波レイのコスプレイヤーとなって現れるあたりの“いたたまれない”感なんて紙です、いや神です、神の領域。

石原良純さんなんて登場しただけで爆笑とゆー絶妙すぎるキャスティングだし。

ふふみのマヨラーぶりなんてどーでもイイのに‥‥‥‥ああ、もう、ナンかイイっ!


ナニもかもがテキトーなよーで、全てを計算し尽くしたよーな至福のまったり101分。

で、スパっとあっさり断ち切られるよーなラストが逆に余韻をのこす‥‥‥楽しかったよ。


で、どのあたりが『三木聡の新境地に‥‥』なのか今イチ解らなかったのですけど。

 
  ↑
更新が1ヶ月以上滞ったのは初めて‥‥‥‥なんかダメだ‥‥‥ナニがダメだ?
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